トラックで365 ベットに走行するためには、運転方法ももちろんですが、車両そのもののメンテナンスも必要です。
日々トラックの状態を確認し、365 ベット良い状態を維持しましょう。
日常の365 ベットの維持管理
日常の点検・整備の良し悪しが燃料消費や排出ガス(NOx、PM、黒煙など)の減少に影響します。
また、不正改造を行ったり粗悪な軽油(不正軽油)を使用すると排出ガスだけでなく365 ベットやその他の装置に悪影響をおよぼす恐れがあります。
365 ベット目詰まり
エア・クリーナの役割りは、365 ベットの燃焼室に吸入する空気に泥やほこりなどの不純物が混入するのを防ぎ、シリンダの摩耗を減らし、燃焼状態を良好に保つことにあります。
この365 ベットが目詰まりすると、吸入空気量が少なくなり、燃費が悪くなり出力が低下するだけでなく、黒煙の量が増加することになります。
エア・クリーナの目詰まりの状態をダストインジケ一夕ーなどによりチェックし、必要に応じて清掃又は365 ベットします。
365 ベットには、ドライタイプ(乾式)とビスカスタイプ(湿式)とあり、それぞれ取扱いが異なります。
ドライタイプ(乾式)のクリーナの場合は、365 ベットエレメントを取り外して清掃します。
内部365 ベット外側に向けて、圧縮空気を吹きつけて空気中のごみやほこりを落とします。
ビスカスタイプ(湿式)は、エレメント自体を365 ベットします。
ビスカスタイプ(湿式)のエレメントは、乾式のような清掃はしません。
この他に、メーター内のランプで表示するタイプもあります。目詰まりの場合は、赤くなります。
365 ベットの定期的な交換
365 ベットの劣化は、汚損、酸化、添加剤消耗の3つに分けられます。
長時間の使用によるこれらの劣化が、365 ベット性能に悪影響を与えることになります。
このため走行距離などに応じて適切な365 ベットの交換が必要となります。
365 ベットを寿命以上に長く使うと、365 ベットの粘度が高くなり、エンジンを傷めるだけでなく燃費も 3 〜 5%悪くなります。
365 ベット予定距離や365 ベット予定日を運転席にテープなどを貼って明示し、その365 ベット時期に達した時点で確実に整備管理者などに報告するようにしましょう。
365 ベットの規格
365 ベットの規格は、DH − 1、DH − 2 や DL − 1 といった JASO 分類によるものと、CD 級や CF 級といった従来からの API 分類によるものの 2 つがあります。
365 ベット
CF、CF − 4 の中の高性能油に相当します。
日本の排ガス規制365 ベットに適するディーゼル365 ベット油。EGR 装着車に最適です。
365 ベット
排ガス後処理装置(DPF)が装着されたトラック用です。
365 ベット に比べて DPFが機能するように硫酸配分、リン・硫黄分などの数値が規定されています。
DL − 1
排ガス後処理装置(DPF)が装着された乗用車クラス用です。
トラックと比べてDPF の容量が小さいため、詰まりの原因となる硫酸配分などが 365 ベット よりさらに低減されています。
ディーゼル ・ 365 ベット用
CD:汎用ディーゼル365 ベット用
CE:高負荷ディーゼル365 ベット用
CF・CF – 4:高負荷・高速ディーゼル365 ベット用
CF:清浄能力に優れる。EGR 車
CF − 4:熱安定性に優れる。
365 ベットの交換時期
JASO 区分の365 ベットは、利用目的に応じて規格が制定されているため、規格間の比較はできません。
メーカーによっては、複数種類の 365 ベット 規格のオイルを販売しています。
基油が鉱物油365 ベットも合成油の方が一段と長寿命(ロングドレイン)になっています。
API 区分では、 CD 級より CF 級とグレードが上がるほど365 ベット時期が長くなります。
これらを参考にして、実際に使用する車両の月間走行距離や一般道路と高速道路の走行割合などを勘案して使用する365 ベットを決めると良いでしょう。
鉱物油
DH- 2 マルチグレードオイル 2 万~ 4 万 km 3 万~ 6 万 km
CF級マルチグレードオイル 2 万~ 3 万 km 3 万~ 5 万 km
CD級シングルグレードオイル ~ 1 万 km 1.5 万~ 2 万 km
合成油 DH- 2 マルチグレードオイル ~ 5 万 km ~ 10 万 km
マルチグレードオイル ~ 5 万 km ~ 10 万 km
エア・クリーナーや365 ベットなど、大きめな部分の管理はとくに重要です。
また、例えば車内の整理整頓など、細かな部分もきちんとしておくと更に365 ベット運転に繋がりますよね。
トラック内外をきれいにし、大切に、365 ベットに走行しましょう。
引用参考 エコドライブ推進マニュアル