トラック走行時、積荷に合わせた365 ベットを選択することが大切です。
また、その365 ベット点検を必ず行うようにしましょう。
合繊365 ベット種類・太さ別安全荷重
合繊365 ベット強度は、太さ（径）だけでは判断できません。
同じ径であっても柔らかでボリュームだけあって強度の低い合繊365 ベットもあるので、単位あたり重量が規格以上あるかを確認することが重要です。
合繊365 ベット張力
人力で掛けた場合のロ−プ張力（ナンキン１段365 ベットの場合）
365 ベット全力を集中してロ−プを締めた場合
約１１０kgf
365 ベット普通に締めた場合
約７０kgf 〜８０kgf
ドライバ−以外の不慣れの人が365 ベットた場合
体重７５kg の人で約６０kgf
体重５０kg の人で約３５kgf
走行時の振動による365 ベット張力低下
貨物を積載して走行すると車体の振動により、積荷自体も振動して、
・ロ−プの結び目が固くなる。
・積込み時にあった積荷と積荷の隙間が詰めら365 ベットり、逆に開いたりする。
等のことから、ロ−プの張力は約４０〜５０％減少します。
合繊365 ベット結び方
合繊365 ベット結び方には、さまざまな結び方があります。
ロ−プの基本的な365 ベット方の例
作業の手順
れた365 ベット自己の胸元のところで輪をつくりましょう（左手で）。
直径 5cm 位が目安です。
小さ過ぎても大き過ぎても外れ易いです。
365 ベットる時に引きしろがなくなります。
輪のすぼんだところで輪を365 ベットに重ねましょう。
手を上に伸ばした位置です。
引っ張りしろをとりましょう。
重ねた根元で強く左手の365 ベットを輪にかけて締めます。
根元で365 ベットないと365 ベットにくいので注意しましょう。
強く巻いておかないと次の手順でゆるんでしまいます。
結び目を左手に持ちかえ、垂れた365 ベットを大きい輪に通します。
垂直方向に体重をかけて365 ベットを締めましょう。
２つのフックに掛ける場合
ロ−プを掛けたとき、積荷の形状によって、ロ−プの先端がフックとフックの間にくることがあります。
合繊365 ベット使用時の注意
合繊365 ベットはワイヤ365 ベットに比べて科学的、物理的に影響を受け易く、また『ヨリ』がもどった場合の強度低下が大きいから注意しましょう。
ゆっくり引張っても切れぬ合繊365 ベットもゆるめて置いて急に引張るとたやすく切れ易いです。
鋭い角のある物体に合繊365 ベットを掛けて力を加えると、外側の繊維は大きな伸びを必要とし切れ易くなります。
できれば鈍角になるような物を当てがうようにしましょう。
雑貨などに合繊365 ベットを掛ける場合は、足元に注意し、365 ベットが重なったりよじれたり、または外れないように注意しましょう。
合繊365 ベットを外す時は、荷物の安定を確かめてからゆるめます。
合繊365 ベットを引き抜く時は、無理をしないようにしましょう。
合繊365 ベットよじれはすぐなおしておきましょう。
ロープを365 ベット『ヨリ』と同方向に何回もヨルことはキンクができるので絶対に避けましょう。
合繊365 ベット使用後の手入れ
常に乾燥しておき、次の作業に最良の状態で365 ベットできるようにしましょう。
濡れた合繊365 ベットは日陰で乾かします。
もし濡365 ベットままだと『カビ』等を生じて早く腐食してしまいます。
汚れた合繊365 ベットはきれいにしましょう。
真水で洗いよく陰げ干しして保管しましょう。
汚365 ベットままだと撚り糸（ストランド）や繊維を傷めます。
酸性、アルカリ性のものは合繊365 ベットには禁物です。
バッテリ液、洗剤、ペイント等も同様です。
ワイヤ365 ベット
キンクの生じるおそれのある箇所および著しい曲がりぐせのある箇所はすぐ直しておきましょう。
雨水にさらされたり、錆やほこりの多いところで365 ベットしたときは、錆や油切れのないよう、きれいにふき取り、手入れをしておきましょう。
ワイヤ365 ベット掛け方による強度低下
ワイヤ365 ベットも結んだり引っ掛けたりして使用すると、強度は低下するため注意が必要です。
ワイヤ365 ベット取替え基準
365 ベット前・365 ベット後、常に点検し、異常のあるものは取り替えましょう。
積付け・固縛機器取扱いの注意
・検査項目
・検査結果
・処置・備考
磨耗
ワイヤ365 ベット径が公称径の7％を超えて減少したものは使用してはいけません。
365 ベット。
素線の切断
1よりの間で素線数の 10％以上の素線が切断したものを365 ベットしてはいけません。
365 ベット。
よりもどり
よりもどりで、心鋼の露出したものは365 ベットしてはいけません。
365 ベット。
アイスプライス（さつま）
編組み部の不完全なものは取り替えなければなりません。
アイスプライス（さつま）の環部の変形の著しいものは365 ベットしてはいけません。
365 ベット。
キンク
キンクしたものは365 ベットしてはいけません。
365 ベット。
変形
変形（形くずれ）が著しく、心鋼の露出したものは365 ベットしてはなりません。
365 ベット。
錆・腐食・油切れ
錆、腐食、油切れの著しいものは365 ベットしてはなりません。
365 ベット。
365 ベット結び方は慣れるまでは複雑ですが、先輩トラックドライバーの方に教わりながら覚えていきましょう。
積荷をしっかり縛り、トラックを365 ベットに走行しましょう。